気ままに英語あそび

「なぜこういう英語表現になるの?」納得するまで気ままに考えたい! 効率重視の時代に逆行する英語学習ブログ

MENU

The party was a runaway success! ってどんな意味?~run awayその1~【句動詞表現#16】

f:id:a5ganbaruzoi:20181112221200j:plain

どーも、ねこらいたーです (= ̄ω ̄=)

 

今回のテーマは形容詞runawayと句動詞run awayについて。

 

意味自体は分かり易いですが、なかなか使える表現です。

 

では始めましょう! 

 

 

 

 

初めての方へ

当ブログでは、いわゆる前置詞と空間を表す副詞をまとめて方位詞と呼んでいます。詳しくは以下の記事を参照ください。

 

eigogakushu.hatenablog.jp

 

また、このブログでは、句動詞を紹介するときに、その目的語の位置を次のようにパターン化してご紹介しています。

 

①:割り込み型

動詞と方位詞を必ず離してその間に目的語を割り込ませるパターン。目的語と方位詞の位置を入れ替えることはできません

 

例)get my meaning across 「言いたいことを理解させる」

 

②:後置型

必ず方位詞の直後に目的語を置くパターン

 

例1)get up a ladder 「ハシゴを登る」

例2)get up to London「ロンドンに行く」

 

③:後置型

方位詞の直後に目的語を置くのが普通なパターン。パターン②ほど目的語の位置は絶対的ではないので「”後置型」としてあります。

 

例)put on weight 「体重が増える」

 

④:入れ替え可能型

文字通り方向詞と目的語を入れ替えできるパターン

 

例)put the coat on(またはon the coat) 「上着を着る」

 

⑤:不要型

いわゆる「自動詞+副詞」のパターンこのパターンでは、意味を成立させるのに的語を必要としません

 

例)break up「(関係・友情などが)終わる」

 

【句動詞表現#2】では、さらに細かく考察しています。より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

 

eigogakushu.hatenablog.jp

 

 

runとawayのコアイメージは?

 runのコアイメージ

f:id:a5ganbaruzoi:20181112170057j:plain

これに関してはrunの意味そのままで、「走る」がコアイメージです。

 

コアイメージは簡単ですが、このイメージを比喩的に捉えて非常に多くの意味が出てきます。例えば、何かから走るようにして離れれば、それは「逃げる」ということです。また、走るというのは素早く動くことでもあるので、このイメージを拡大して「液体が流れる」「痛みが走る」「噂が広まる」などの意味が発生します。さらに見方を変えると、走るというのは同じ動作の繰り返しなので、このイメージから機械が回ること、つまり、「作動する」という意味にもなります。

 

他に、ものを走らせると捉えれば、「乗り物などを走らせる」という意味になり、さらに、走らせるということはコントロールすることでもありますので「会社などを経営する」といった意味にもなります。

 

awayのコアイメージ

f:id:a5ganbaruzoi:20181112180214p:plain

こちらのコアイメージも問題ないでしょう。意味そのままに「もとの場所から遠くに離れて」がコアイメージとなります。

 

 

1.I saw a man running away from the store.

 意味:その店から男が逃げていくのを目撃した

 目的語パターン:不要型

 

このrun awayは「(ある場所・人物から)走り去る;逃げる」の意。コアイメージそのままですから意味そのものに関しては特に説明は不要でしょう。

 

あえて説明を加えるならば、「遠くまで走る;遠くに逃げる」というようにawayをrunにかかる修飾語として捉える、つまりSVMという第1文型+修飾語として考えるよりも、「走って遠くに行く;逃げて遠くに行く」というようにawayを補語のように捉える、つまりSVCの第2文型として考える方が応用が利くと思います。

 

ただし、これはあくまで意味を捉えるときの考え方の話であって、文法の問題として「run awayの文型を答えよ」という問題があったとしたら、(恐らくそんな問題を出す人はいないと思いますが)それは「第1文型に修飾語がついたSVM」が答えとなります。

 

(※以下、完全な余談となりますのでご注意を......)

 

なぜこのようなズレが生じるかといえば、文法の授業で扱う第2文型のC(つまり補語)の定義は「それがなくては文全体の意味が成立しないような要素」だからです。

 

例えば、第2文型の代表と言えばHe became a teacher.のような文ですよね。もし”a teacher”が無くなれば"He became."となってしまい意味不明な文になります。つまり、この文においてはa teacherは必須の要素というわけです。このように文の要素としてなくてはならないものをCまたは補語と呼んでいるのです。

 

この点において、run awayのawayは無くても意味は通じますから文の要素としては必須ではありません。このように削除しても文の意味が一応通じるような要素はMまたは修飾語と呼ばれます。したがって、run awayの見た目の上の文型は第一文型+修飾語であるSVMという分析になります。

 

しかしながら、句動詞を学習する上ではこのような見た目上の文型を考えるよりも意味まで含めた実質的な文型を考える方が有効だと、私ねこらいたー的には思っています。このような考えに基づいて、上記の説明ではrun awayはSVCとして捉える方が応用が利くといった言い方になりました。以上、余談でした。

 

 

2.He ran away from home.

意味:彼は家出した 

目的語パターン:不要型 

 

このrun awayは「(嫌な思いをしたために)それまでの生活場所からひっそりと突然離れる」 という意味ですが、この意味用法ではfrom homeという語句と共に用いることが多いです。もしfrom homeがない場合には例文1.の意味で捉えることもできるため文としては曖昧になります。

 

意味のつながりとしては、例文1.の「走り去る;逃げる」という意味の中に含まれている「そこに居続けたら都合が悪いような場所から離れる」という要素を拡大解釈したものです。

 

 

3.Run away and play.

 意味:向こうに行って遊びなさい

目的語パターン:不要型

 

このrun awayは「人の邪魔にならないように離れた場所に移動する」という意味で、普通は親が子供に言う表現です。

 

意味のつながりとしては、例文1.の「走り去る;逃げる」という意味の中に含まれている「そこに居続けたら都合が悪いような場所から離れる」という要素を拡大解釈したものですが、例文2.と違う点があります。

 

例文2.では「文の主語になっている人にとって都合が悪い場所から離れる」ということを指すのに対し、この例文3.では「周りにいる人物にとって都合が悪い場所から離れる」ということを指しています。

 

 

4.The police gave protection to the runaway boy.

意味:警察はその家出少年を保護した

 

これは、例文2.の意味用法の形容詞バージョンです。

 

注意点は名詞の前のみで用いられ、単体では用いられません(この点は例文5.と例文6.も同じ)。辞書などでは、「限定用法としてのみ用い叙述用法としては用いられない」といった文言で書かれていますね。

 

また、名詞用法もあります。

 

The boy was a runaway.

「その子は家出少年だった」

 

 

5.The party was a runaway success!

 意味:そのパーティーは大成功だったよ!

 

これが記事タイトルの表現。「急激に起こって制御できない」というのが根本の意味の形容詞です。良い意味で用いる場合には「圧倒的な」という訳があてはまります。

 

一方悪い意味で用いるときは「急騰している、高騰している」という訳になります。例えば、runaway health costであれば「急騰する医療費」となります。

 

このrunawayは、例文1.の句動詞run awayに含まれる「素早く動く」という要素を拡大解釈したものと考えればいいでしょう。つまり、物事や状況の変化のスピードが素早ければ、それは急激な変化が起こっているということであり、その変化の程度があまりにも激しければ手に負えなくなりますよね。

 

見出しの例文でいえば、パーティが開始してからすぐに人が殺到し、成功したことが目に見えて分かるといった状況が考えられます。

 

 

6.Zeal without knowledge is a runaway horse.

 意味:知識のない熱意は暴れ馬も同然だ

 

このrunawayは「(乗り物や状況が)手に負えない、制御できない」の意で、見出しの例文はことわざです。

 

ことわざ自体の意味は「熱意がどんなにあっても知識がなければ危険だ」ということです。

 

 

 

 

 

 

さて、いかがでしたか?

 

カンタンですが、なかなか侮れない表現ですよね。

 

次回に続きます。

 

 

 

 ↓皆様の応援が励みになります。もしよろしければクリックをお願いいたします

にほんブログ村 英語ブログへ