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The 17.13 bus to Bristol will be taken off next month. ってどんな意味?~take off その5~【句動詞表現#57】

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皆さん、こんばんは。ねこらいたーです (= ̄ω ̄=)

 

なかなか終わらないtake off編・・・。今日で5回目になります。

 

前回示した「基本形」に当てはめていくだけなので、さっそくやっていきましょう。

 

★記事タイトルのヒント:採算の取れないバスはどこからoffされるのでしょうか?

 

 

 

初めての方へ

当ブログでは、いわゆる前置詞と空間を表す副詞をまとめて方位詞と呼んでいます。詳しくはget upと言ったらその意味は?【句動詞表現#1】 を参照ください。

 

また、このブログでは、句動詞を紹介するときに、その目的語の位置を次のようにパターン化してご紹介しています。

 

①:割り込み型

動詞と方位詞を必ず離してその間に目的語を割り込ませるパターン。目的語と方位詞の位置を入れ替えることはできません

 

例)get my meaning across 「言いたいことを理解させる」

 

②:後置型

必ず方位詞の直後に目的語を置くパターン

 

例1)get up a ladder 「ハシゴを登る」

例2)get up to London「ロンドンに行く」

 

③:後置型

方位詞の直後に目的語を置くのが普通なパターン。パターン②ほど目的語の位置は絶対的ではないので「”後置型」としてあります。

 

例)put on weight 「体重が増える」

 

④:入れ替え可能型

文字通り方向詞と目的語を入れ替えできるパターン

 

例)put the coat on(またはon the coat) 「上着を着る」

 

⑤:不要型

いわゆる「自動詞+副詞」のパターンこのパターンでは、意味を成立させるのに的語を必要としません

 

例)break up「(関係・友情などが)終わる」

 

過去記事(これでスッキリ!?句動詞の目的語位置5パターン【句動詞表現#2】)では、さらに細かく考察しています。よろしければご覧ください。

 

 

take off編 過去記事一覧

takeとoffのコアイメージ / 用法1~4について

↓ 以下の記事を参照ください。「take+目的語+off+目的語」パターン編①です。

eigogakushu.hatenablog.jp

 

用法5~8について

↓以下の記事を参照ください。「take+目的語+off+目的語」パターン編②です。

eigogakushu.hatenablog.jp

 

用法9~14について

↓以下の記事を参照ください。「take+目的語+off+目的語」パターン編③です。

eigogakushu.hatenablog.jp

 

用法15~16について

↓以下の記事をご覧ください。目的語が1つのパターン編その①です。

eigogakushu.hatenablog.jp

 

  

17.He needs to take off weight.

意味:彼は減量する必要があります

目的語パターン:入れ替え可能型

 

語彙解説

このtake offは「(運動や食餌制限で)(体重)を減らす」の意のアメリカ英語

 

以下のように、どのくらい減量するのか(または、減量したのか)具体的に示すこともできます。

 

例)He took off more than 15 pounds.

「彼は15ポンド以上痩せた」

 

意味の捉え方・覚え方

前回の【句動詞表現#56】「『take off+目的語』に対する基本的な考え方って?」の項目で説明しましたように、目的語が1つのtake offは”take+目的語①+off+目的語②”という基本形から目的語②が省かれた結果できたものと考えると分かりやすくなります。

 

まずこの場合の目的語①は weightですね。次に目的語②の位置には何が隠れているかというと、the[one's] bodyあるいはone's (full) weightが考えられます。試しに後者で考えてみましょう。すると、該当箇所は

 

take weight off his full weight

 

のようになりますね。このままでもいいのですが、weightが連続しているので目的語①は「体重の一部」ということを明確にした方が見やすいかもしれません。そうすると、次のようになります。

 

take some weight off his full weight  ・・・(a)

 

そのまま訳すと「彼の全体重から体重の一部を取り去る」となります。これが要するに「減量する」ということです。

 

前回もいいましたが、今見たように、本来あったはずの目的語②を”復元”してあげれば、句動詞がなぜその意味を持つのかよく分かります

 

一方、目的語②をthe[one's] bodyと考えた場合

 

take weight off his body ・・・(b)

 

となります。

 

ちなみにですが、上記の(a)と(b)はごく少数ではあるものの実際にほぼ同じ形で使われています。こうした事実からも、”take+目的語①+off+目的語②”という基本形を想定した考え方の妥当性が垣間見えますね^^

 

 

18.The 17.13 bus to Bristol will be taken off next month.

意味:17:13発ブリストル行きのバスは、来月をもって運行終了となります。

目的語パターン:割り込み型(※能動態では通例、take...off~の形で用いるため) 

※例文の出典:Oxford Phrasal Verbs Dictionary 

 

語彙解説

このtake offは「①(バスなどの公共交通機関)を廃止する、休止する ②(テレビやラジオ番組・舞台公演など)を中止する」のうちの①での意味。 受動態で用いることが多いです。

 

注意点としては、次の2つ挙げられます。

 

①:能動態で用いる場合には目的語を2つ置いた「take...off~」のパターンが普通

②:受動態では”be taken off the schedule”のように、off以下に目的語を伴うパターンもある

 

意味の捉え方・覚え方

これも”take+目的語①+off+目的語②”という基本形を想定してあげると分かりやすいのですが、この用法では目的語②が存在する実例が多いので、それらを眺めてみた方が早いでしょう(赤太字は引用者)。

 

(例1)

CBS News affiliate WTSP reports the train had to be taken off service and passengers had to be removed from the train.No injuries were reported.

The monorail was put back in service by Tuesday afternoon.

※私訳:「WTSPによると、問題の車両は運行中止にせざるをえず、乗客は車両から避難しましたが、ケガ人などはいないということです。このモノレールは火曜日午後までに運転を再開しています。」

※出典は以下のページ

miami.cbslocal.com

 

 (例2)

“They took two of my morning commuter trains (off) the schedule, which is totally ridiculous. It means I have to adjust the schedule,” Scott told CBS2’s Carlin.

 ※私訳:「『いつも使っている朝の通勤電車が廃止になったんだ。実に馬鹿げてるよ。だって、それって、こっちが予定を調整しないといけないってことだからね。』スコットさんは我々の取材にそう答えました。」

 ※出典は以下のページ

newyork.cbslocal.com

 

 (例3)

Universal took the film off its release schedule, canceling a June 28, 2019 opening date.

※私訳:「米ユニバーサルは当映画の公開を中止し、2019年6月28日の公開予定日を取り消しにしました」

※出典は以下のページ

www.looper.com

 

これらの例に見られるように、一時的に取り止めるのか」あるいは「完全に取り止めるのか」は場合によることが分かりますね。

 

具体的には、例1では事故によって一時的にモノレールの運転を中止していますが、例2の通勤電車や例3の映画の話では廃止または無期限延期となっています。つまり、後者は完全な取り止めなわけです。

 

実はこの用法を「take off = ~を廃止する」としか書いていない解説があったりするのですが、この認識が間違いであることは上記の例から明らかでしょう。というのも、この日本語訳では例1の「一時的な運行停止」の意味を説明できませんよね。

 

もしこの用法を一言で覚えるなら「~を取り止める」とする方が正確ではないでしょうか。これなら、一時的な中止の意味にも永久的な廃止の意味にもなることができますし、実際のネイティブの感覚としてもこちらの曖昧な和訳の方が近いと考えられます。

 

さて、ここまでの話で予想できる方もいると思いますが、見出し例文の元の形は

 

The 17.13 bus to Bristol will be taken off the schedule next month.

 

または

 

The 17.13 bus to Bristol will be taken off service next month.

 

だったという推測ができます。つまり、運行予定あるいはサービス内容から取り外されてしまうわけです。これが要するに「運行終了」ということ。

 

実際この用法では、基本形である”take+目的語①+off+目的語②”のうちの目的語②の位置にはこれらの”the schedule”か”service”かのどちらかが省略されていると考えてOKなものが多いです。ほかには、"be taken off the air"(「放映中止になる」)というように"the air"が当てはまる場合もあります。

 

基本形を探るヒント

この表現に限りませんが、上記のように省略されている語を考えるにあたっては日常的に良く使う表現がヒントになることもよくあります

 

ここでは基本形である”take+目的語①+off+目的語②”のうちの目的語②の位置にはservicethe airが隠されているという話でしたが、こういった判断をする際には以下のような表現がヒントになります。

 

(a) This train is not in service

「この列車は回送電車です」

※この"in service"は「(交通機関が)動いている」の意。

※回送電車を示す表現としては他に"be out of service"がある

 

(b) be on the air

「放映中である」

 

つまり、in serviceでない状態なので”be taken off service”となるのであり、on the airでない状態なので”be taken off the air”となるのです。

 

 

編集後記

いかがだったでしょうか。

 

例によって非常に進み具合が悪いですが(笑)、基本形の”take+目的語①+off+目的語②”で考えることの有用性は示せたのではないかと思います。

 

予定としては残り6つほどの用法を扱う予定ですが、あと2回はかかりそうですね・・・。全体として非常に長くなってしまっているので、各用法を一通り見たあとは別記事でtake offのまとめができたらいいなと考えています。

 

では、また。

 

 

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