気ままに英語あそび

「なぜこういう英語表現になるの?」納得するまで気ままに考えたい! 効率重視の時代に逆行する英語学習ブログ

【えーご雑記帳#11】give ~ in charge to...についての考察

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どーも、ねこらいたーです(= ̄ω ̄=)

 

珍しく、本日2回目投稿です。

 

【なるほど英語#27】にてgive something in charge to somebodyという表現が出てきましたが、そもそもなぜこれが「物を人に預ける」という意味になるのでしょうか?

 

今回はこの点に関する軽い思考実験となっています。ですので、実用性はありません・・・。

 

また、最終的に明確な答えも出ていませんので、この辺りの事情をご了承の上お読みいただければ、と思います。

 

では、さっそく。

 

 

考え方その①: SVOCとして考える

以前の私の記事を読んでくださっている方にはもう定番になりつつありますが、句動詞は結構な確率で第5文型として捉えると、なぜその意味になるのかについての疑問が解決する場合が多いです。ですので、今回もその視点で少し考えてみたいと思います。

 

例えば、I gave my bag in charge to Bob.という例で考察しますと、

 

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という解釈がまず最初に思いつきそうですが、これはオカシイですよね。というのは、第5文型とはOとCの間に主語述語関係があるものをいいますが、上の図式では

 

my bag is in charge 

 

となってしまい、私のバッグ自体が責任を負っている状態(?!)になってしまうからです。普通に考えても、責任を負うのはBobになるはずですよね。したがって、この解釈は違うということになります。

 

ここで、考えるヒントになりそうな類似表現をご紹介しておきます。

 

a) in charge of...

「・・・を預かっている」

 

b) in the charge of...= in somebody's charge 

「・・・に預けられている」

 

c) put something under[in] somebody's charge

「何かを人に預ける」

 

それぞれ見ていきましょう。

 

まず、a)のofはいわゆる目的格のof で、その直後には預かってもらうものがくるパターンです。

 

b)の左側は一見するとa)と似ていますが、この場合のofは主格のofですね。theがつくのは、of以下の人物に責任があることがハッキリと分かるからです。b)の右側は所有格がくるパターンです。

 

最後にc)。これはb)の右側のパターンを使ったものと分かりますね。つまり、構造は

 

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となって、「somethingをin somebody's chargeの状態に位置させる」という解釈になります。

 

これはI gave my bag in charge to Bob.を考える上での大きなヒントではないでしょうか。つまり、in charge to Bobの箇所はコレひとまとまりでC(=補語)なのではないか、ということです。

 

整理しましょう。

 

まずputの場合には「in+名詞」のように場所を表す前置詞句がくることはごく自然です。しかし、giveは前置詞inとはあまり相性がよくありません。というのは、「誰または何に与えるのか」という対象を表すものがgiveには必要であり、この意味はinでは表せないからです。逆に、「誰または何に与えるのか」という対象を表せるtoとは非常に相性がいいです。

 

この辺りの事情から、本来は

 

I gave my bag in Bob's charge.

 

となるはずだったものが

 

I gave my bag in charge to Bob.

 

となったのではないでしょうか。これを図示すると下のようになります。

 

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まずcharge to Bobという小さいカタマリがあり(上図の破線の囲み部分)、ここに主語述語関係(=SP関係)が成立していると考え、次にinを加えたin charge to Bobというカタマリを「SP関係の状態にある」と見なします。そして最後に、このin charge to Bobという部分が一文全体でみると補語(=C)になっていると考えます。

.

もしもこの意味の流れを書くなら、

 

「責任がBobに到達している状況の中に、私のバッグを与える」⇒「責任がBobにある状況に、私のバッグを与える」⇒「私のバッグをBobの責任下におく」⇒「私のバッグをBobに預ける」

 

といった感じになるでしょうか。

 

以上が、考えられる可能性の一つ目です。

 

 

考え方その②: SVOとして考える

2つ目はもっと単純。第5文型ではなく、以下のように「第3文型SVOにMがくっついた」という考え方です。

 

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この場合、in chargeがin somebody's chargeの省略形だという解釈です。あるいはin the charge of myselfの省略形という可能性もありますね。そして、これらがmy bagを後ろから修飾していると捉えています。

 

この考え方のメリットは、2つあります。

 

まずは、構造が明確に第3文型であると言える点です。これはそのままですね。一つ目の考え方では結局、文型に関してはあいまいな感じになってしまいましたが、こちらの考え方では明らかに第3文型と判断できます。

 

そして2つ目のメリット。それは、所有権の譲渡を示すgiveがあるにもかかわらず、表現全体の意味が「預かる」になる理由が説明できそうだという点です。つまり、

 

I gave my bag to Bob.

 

と普通に書いてしまった場合、バッグの所有権は主語"I"から"Bob"に移動してしまいますが、

 

I gave my bag in my own charge to Bob.

 

のように書いた場合には「その所有権を維持したままのバッグをBobに与える」という解釈になり、これが要するに「Bobに預ける」という意味になるのではないか、ということです。

 

以上が2つ目の考え方となります。

 

 

 

 

最後までお付き合い下さった方、ありがとうございます。

 

どちらも想像の域を出ないので信憑性という点ではどっちもどっちという感じですが、皆さんはどのように推測されるでしょうか?

 

もっとマシな考え方を思いつきましたら、記事更新するかもしれません。

 

では、また。

 

 

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