どうも、ねこらいたーです(= ̄ω ̄=)
同じ方位詞onをもつ句動詞をまとめてやろうかと思ったら、長くなってしまったので分割投稿します(笑)
まず一つ目はact on。
こちらはカンタンですので、確認程度でご覧ください。
- 初めての方へ
- onのコアイメージって?
- 1.You should've acted on his advice.
- 2.This drug acts on the sympathetic nervous system.
初めての方へ
当ブログでは、いわゆる前置詞と空間を表す副詞をまとめて方位詞と呼んでいます。
また、このブログでは、句動詞を紹介するときに、その目的語の位置を次のようにパターン化してご紹介しています。
①:割り込み型
動詞と方位詞を必ず離してその間に目的語を割り込ませるパターン。目的語と方位詞の位置を入れ替えることはできません。
例)get John up 「ジョンを起こす」「ジョンを立たせる」
②:後置型
必ず方位詞の直後に目的語を置くパターン
例1)get up a ladder 「ハシゴを登る」
例2)get up to London「ロンドンに行く」
③:準後置型
方位詞の直後に目的語を置くのが普通なパターン。パターン②ほど目的語の位置は絶対的ではないので「”準”後置型」としてあります。
例)put on weight 「体重が増える」
④:入れ替え可能型
文字通り方向詞と目的語を入れ替えできるパターン
例)put the coat on(またはon the coat) 「上着を着る」
⑤:不要型
いわゆる「自動詞+副詞」のパターン。このパターンでは、意味を成立させるのに目的語を必要としません。
例)break up「(関係・友情などが)終わる」
【句動詞表現#2】では、ムダに細かく考察しています。より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
onのコアイメージって?
onのコアイメージは「何かに接触・接近している」です。上に乗っているというイメージが強いonですが、実際には接触していれば上でも側面でも下側でもonで表せます。
そして、このコアイメージからも様々な意味が比喩的に派生していきます。いくつかご紹介します。
まず上図のボールに注目してください。青いボールから見れば隣にある立方体は大きいですよね。このように、大きいものにくっ付いている様子から、このボールがまるで付属物のように感じられてきませんか。つまり、接触しているもののうち、大きい方が主体で小さい方が付属物だという感覚。この感覚こそが「身につけて」(ex. put the dress on)という意味で用いるonです。
さらに、ドレスや帽子などを身につけているということは、それらは所有物であるともいえますよね。この関係をドレスや帽子から見れば、これらは身につけている人に所属しているということになります。このイメージから、「組織に所属している」(ex. He is on the commitee.)という意味のonが生まれたのでしょう。
また、物理的な接触を「力」という観点からみれば、力が「作用[影響]している」(ex. have an effect on customers )わけです。
昔、学校の授業で「作用・反作用の法則」というものを習いましたよね。まさにあのイメージです。
1.You should've acted on his advice.
意味:彼の忠告どおりにすべきだったね
目的語パターン:後置型
語彙解説
このact onは「(忠告・情報など)に従って行動する」の意。should'veはshould haveの短縮形。
意味の捉え方・覚え方
これは、ほぼそのままですね。onが「~に基づいて、従って」の意味になっている点だけ確認しておきましょう。
2.This drug acts on the sympathetic nervous system.
意味:この薬は交感神経系に効きます
目的語パターン:後置型
語彙解説
このact onは「~に作用する、効く」の意。
意味の捉え方・覚え方
これも特に問題ないでしょう。「~に対して行動する」⇒「~に作用する」ということですね。
いかがだったでしょうか。
学校英語でもよく見かけた表現ですし、意味もほぼ文字通りなので楽勝ですね。
本日はもう1つ投稿しますので、よければご覧ください。
では、後ほど。
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