気ままに英語あそび

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基本的な文法用語の総整理【英文法#1】

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どうも、ねこらいたーです(= ̄ω ̄=) 

 

今回は、文法用語の整理がテーマです。かなり細かく紹介してありますが、あくまで参照用として活用ください。

 

では、始めます。

 

 

 

 

Ⅰ.品詞って?

 文法用語のキソ中のキソと言ったら、まずコレです。

 

一般的には大きく分けて8つの品詞があります(これを8大品詞ともいいます)。知らなかったという方は、まずこの8つだけでも覚えることを強くおすすめします。

 

1.名詞

人や物や場所の名前、あるいは出来事・現象を指す言葉。固有名詞とそれ以外の通名に分けられる。以下の例ではTomとTokyoのみが固有名詞で残りは普通名

  

例)Tom,Tokyo, apple, son, moon, station, globalization, entertainment

 

2.代名詞

呼称から分かるように、名詞の代わりとして使う言葉。これがなければ、大きく分けて人称代名詞指示代名詞再帰代名詞不定代名詞に分けられます。これら4つの名前は覚える必要はありませんが、代名詞ということだけは判別できるようになった方が学習がスムーズです。

 

◎人称代名詞

一番よく使う代名詞です。1人称か2人称か3人称かで使い分けます。小中学校で覚え(させられ)た経験があるのではないでしょうか。

例)I, my, me, mine, you, your, yours, he, she, it, they

 

◎指示代名詞

これも頻出の代名詞です。日本語でいう「これ(ら)」「あれ(ら)」に該当します。全部でthis, these, that, thoseの4つです。

   

再帰代名詞

単語の末尾が-selfまたは-selvesで終わっているものを指します。全部でmyself, yourself, ourselves, yourselves, himself, herself, itself, themselvesの8つです。先ほどの人称代名詞の延長として覚えておけばよいでしょう。 

 

不定代名詞

不特定の人・物・数量を漠然と表す言葉です。

例)one, none, some, someone, any, anybody, all, everyone, anything

 

3.形容詞

名詞・代名詞を修飾し説明する言葉です。中には、使用頻度の高い現在分詞-ing形去分詞-ed形が(語形はそのままで)形容詞化したものもあります(以下の例の最後3つがコレ)。

 

例)beautiful, good, big, tall, terrible, colorful, interested, gone, excited

 

  

また修飾するパターンとしては次の3通りあります。

a)名詞の直前に置き、前から修飾するパターン。基本となるパターンはコレ。ただし、代名詞はこのパターンでは修飾できないことに注意。

b)名詞や代名詞の直後に置き、後ろから修飾するパターン

c)補語の位置に置かれて、主語となっている名詞や代名詞を修飾するパターン

 

4.動詞

 動作や状態を表す言葉です。大きく分けて、be動詞とそれ以外の一般動詞があります。be動詞は主語の人称によってam, is, areのように大きく形が変わります。

 

例)am, is, are, do, take, have, let, enlarge, become, seem, get, meet

 

5.副詞

主に動詞、形容詞、副詞を修飾し説明する言葉です。また、everyone, everybody, everythingなどごく一部の不定代名詞、句や節などの文の一部、文全体を修飾することもあります。基本的には動詞・形容詞・副詞を説明する言葉と覚えておけばOKです(句・節については「Ⅲ.句、節って?」を参照)。

 

例)quickly, fast, always, sometimes, home, tomorrow, today, really, perhaps

 

6.前置詞

呼称の通り、名詞の前に置く言葉です。ただし、副詞として用いることも多いため、当ブログでは「方位詞」という名称をおすすめしています。この方位詞については【なるほど英語#1】をご参照ください。

  

例)with, on, at, in, by, off, of

 
eigogakushu.hatenablog.jp

 

7.接続詞

原則として文と文をつなげる言葉です。文は節にもなれるので、節同士をつなげる言葉ともいえます。ただし、and, but, orは同じ品詞の単語同士や句同士を並べるときにも使います。1単語の名詞と名詞句、名詞句と名詞節のように、まとまりの大きさが違うもの同士は並べることができない点も要注意です。

  

例)and, but, or, so, that, nor, for, when, because, after, before, as, if

 

8.感嘆詞(感動詞間投詞ともいう)

感動やあいさつを表す言葉。Wow!のように感嘆符「!」をつけて一語で文が完結する場合が多いです。

 

例)wow, hey, hi, oh, yeah, well, aha, oops, hah

 

 

Ⅱ.S, V, O, C, Mって?

文型を考えるときに必須の用語です。

 

 (Subjectの略)・・・

文中で主語の役割をするもの。多くの場合、文頭にあるものがコレ。具体的には、名詞・代名詞・動名詞・名詞用法の不定詞・名詞節など。

 

 V (Verbの略)・・・

文中で動詞の役割をするもの。具体的には、be動詞・一般動詞に加えてcan, may, must, haveなどの助動詞も学校英語ではひとまとめにして動詞のくくりに入れられてしまっています。

 

 O (Objectの略)・・・

文中で他動詞や前置詞の直後に置かれるものを指す。目的語と呼ばれる。具体的には、名詞・動名詞・名詞用法の不定詞・名詞節など。

 

 C (Complementの略)・・・

文中で主語や目的語の状態や行為を表すもの。補語と呼ばれる。英語全般を理解するのに実は一番大切な概念。具体的には、名詞・形容詞・不定詞・分詞・方位詞・前置詞句など。

 

 M (Modifierの略)・・・

文中で修飾語の役割をするもの。これがなくても文は成り立ちま。具体的には副詞・副詞節など。

 

 

これらS, Vなどの記号は英文の中での位置を示すものなので、文によってその中身は異なります。イメージとしてはSVOCと書かれた空箱があると考えてください。同じSという名前のハコでも、文によって、その中身は名詞だったり不定詞だったり動名詞だったりと異なるんです。

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たとえば、Tom is watching TV now.という文では、Sのハコの中身はTomという固有名詞ですが、Watching TV is not good.という文では、Sのハコの中身はwatching TVという動名詞です。

 

 

Ⅲ.句、節って?

これらも重要な考え方です。この句と節を理解すると英語をまとまりとして見ることができ、より深く英語を理解できるようになります。

 

学校文法で登場する句と節には、2語以上の単語からなる意味のカタマリという共通する特徴があります

 

1.節とは?

ひとことで言えば、SとVをもつ意味のカタマリのこと。

 

この「節」は文中では名詞節副詞節形容詞節どれかに必ずなります名詞節の場合、主語・補語・目的語のハコのどれかに入ることになります。一方、副詞節と形容詞節の場合は、修飾語の役割を果たすことになります(何を修飾するかはそれぞれ副詞・形容詞とほぼ同じ)。

 

例1)名詞節になるケース             

I think that he is a teacher. 

彼は先生だと思います」

 

この場合、he isがSVになっているので節と判断できます。また、接続詞that以下の名詞節は他動詞thinkの目的語になっていますね。

 

例2)副詞節になるケース

I saw him when I was a child. 

幼少時に、彼を見かけたことがあった」

 

この場合、I wasがSVになっているので節と判断できます。また、接続詞when以下の副詞節はI saw himという文の一部を修飾しています。

 

例3)名詞節になるケース

I've got surprised at the news that she died three years ago

彼女が3年前になくなっていたという知らせにビックリした」

     

この場合、she diedがSVになっているので節と判断できます。また、接続詞that以下の名詞節はthe newsの内容を説明していますね。これはいわゆる同格とよばれるもので、「...という~」といった訳し方をよく用います。

 

「内容を説明する」と書くと、形容詞節かな?と思われがちですが、実際には名詞節として扱われます接続詞のthatは100%名詞節になると覚えておけばOKです。

  

例4)形容詞節になるケース

He is a man who works very hard.

「彼はよく働く人です」

   

この場合、who worksが(疑似的な)SVになっているので節と判断できます。また関係代名詞who以下の形容詞節はmanという直前の名詞を修飾しています。形容詞節になれるのは関係詞節だけなので、覚えておくと楽です。 

 

ただし、関係詞節だからといって形容詞節だとは限りません。というのも、関係詞節は、次のように副詞節にもなることができるからです。

 

Whichever route you take, it'll take at least five hours.

どっちの道で行っても、5時間はかかるよ」

 

2.句とは?

SまたはVを持たない意味のカタマリのことをいいます。以下の例では、どちらかが必ず欠けています。

 

名詞句の例

1.To take a walk every day is good for you.

  「毎日散歩するのはいいことです」

2.Taking a walk every day is good for you.

  「毎日散歩するのはいいことです」

3. I don't know what to do.

     「何をすればいいか分かりません」

 

形容詞句の例

1. I don't have any friend to play with.

  「私には遊ぶ友達がいません」

2. Give me something to eat.

  「何か食べ物をください」

3. Kate is a girl with blue eyes.

  「ケイトは青い瞳をしています」

4.The dog on the table is sleeping.

  「テーブルにいる犬は眠っています」

5. English is a language spoken in many countries.

  「英語は多くの国で話されている言語です」

6. Your brother is under the tree.

  「君の弟はあの木の下にいるよ」 

 

副詞句の例

1. My house stands on the hill.

  「私の家は丘の上にあります」

2. I went to the library to borrow some books.

   「本を借りに図書館へ行きました」

 

 

 

 

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